TON Weekly Roundup#13

TON Weekly Roundup#13

「TON Weekly Roundup」をご覧いただきありがとうございます。この記事では、TONエコシステムに関する最新情報および重要アップデートを取り上げます。

TON/Telegram自体の重要アップデートやニュース、Telegram Mini Appを中心としたTONエコシステムのアップデート、それ以外の注目トピックや興味深い記事を紹介し、TONに関する最新情報をお届けします。

今回の記事は「12/9~12/15」の時期を中心にまとめています。それではご覧ください。

TON Mini App User Volume

主にゲーム領域におけるTON Mini Appの月間アクティブユーザー数(以下、MAU)上位20タイトルと弊社独自で指定したタイトル(Hamsterkombat、Catizen、Blum、Yescoin、Notcoin、Captain Tsubasa -RIVALS- on TG)のMAU、Xのフォロワー数、サブスクライバー数を追いかけていきます。

定点観測を行うことで現在の市況を理解する手助けになれば幸いです。

以下は月間アクティブウォレット数の推移です。

引用:https://www.tonstat.com/

前週まで減少トレントが続いていましたが、今週のアクティブウォレットは、4.8%の増加となっています。

BTCの値上がりを受けて、Web3全体の市況感も良くなり、TONのエアドロップへの期待も少しずつ戻り始めている可能性があります。

引き続き動向に注目していきます。

次にTelegram Mini AppsのMAUを見ていきます。

特に注目すべきタイトルについては、黄色のハイライトで示します。

今週は初めてトップ20にランクインをしたDropeeを取り上げました。

下図は各ミニアプリのMAUの推移を示したグラフです。

上図の赤枠の部分を拡大したグラフが以下になります。

今週は初めてDropeeがトップ20位にランクインしました。

Dropeeは、様々なアクティビティに参加することでゲーム内トークンを獲得することができるTap to Earnのゲームで、8月30日のローンチから3ヶ月で800万人以上のプレイヤーを集めました。

Dropeeのゲーム内トークンは、ゲームのエコシステム内でカードをレベルアップさせたり、ルーレットを回すことができ、USDTが当たる可能性もあります。

Dropeeのトークンは2025年にエアドロップの可能性があり、エアドロップに期待しているユーザーが継続的にプレイをしてMAUが増加していると考えられます。

TON/Telegram main news

TONとTelegramがオフィシャルに発表した内容や機能アップデートに関する主要ニュースを紹介します。

OKX VenturesがTON Venturesに500万ドルを投資

引用:https://blog.ton.org/okx-invests-5m-in-ton-ventures-dapp-innovation

  • OKX Venturesは、TONの投資部門であるTON Venturesに$500万を出資すると発表した。
  • OKXが最近立ち上げた1000万ドルのTelegram Growth Hubを基盤として、TONの一流アプリケーションを開発する専門家のネットワーク構築を目指す。
  • DeFi、ゲーム、クリエイター経済ツール、AIに重点的に取り組むことで、TONベンチャーズは、TelegramネイティブのWeb3アプリの大量採用を推進する強力な推進力となる。
  • このファンドは、クリエイター向けの収益化ツールの拡大や、TON上の中核ゲームの推進にも取り組んでいる。

Memelandiaの最新情報

  • メジャーリーグ:

    • 総時価総額: 5億3,700万ドル以上
    • 総取引量: 7,115万ドル以上
    • 参加数: 14

  • トップパフォーマー:

    • 取引量: REDO(671,900ドル)
    • 時価総額: Dogs(3億6,220万ドル)
    • 最多購入者: TryTON(ユーザー:2,720、リテンション率:36%)

  • マイナーリーグ:

    • 総時価総額: 1,626万ドル
    • 総取引量: 2,321万ドル
    • 参加数: 16

  • 注目のトークン:

    • 取引量リーダー: Dark(60,970ドル)
    • 時価総額: Utya(180万ドル)
    • ソーシャルバズ: Duck(ソーシャルスコア:241.67点)

  • Memecoin Mountainは拡大を続けており、以前の総時価総額4億3,250万ドルから5億3,700万ドル以上へと1億ドル以上増加し、23%の成長を遂げた。
  • 取引量も増加し、約6,000万ドルから1,900万ドル以上増加。
  • Dropee、Boinkers、Moki、WONTON、Cosmic Factionsとの統合が実現した。
  • Memecoin Mountain Minor League(マイナーリーグ)にも、Dark、TVM、SuperWontonが新たに参加。
  • LamboとPUMPCORNがメジャーリーグに参加。

DeDust×GasPump ロックされた流動性からLP報酬を請求可能に

  • ミームコインプロジェクトにおける信頼を構築するには、流動性をロックすることが重要だが、従来はLP報酬へのアクセスがブロックされ、創設者はトークンを売却して収益を上げざるを得なかった。
  • これによりトークンの売り圧が高まり、コミュニティで懸念が生じていた。
  • DeDustとGasPumpが、創設者はロックされた流動性に対してLP報酬を請求できるようにした。
  • 新たに展開された全てのトークンで報酬を受け取ることが可能となった。

TONアクセラレーター x Bybit:クロスチェーンシナジーによるイノベーションの推進

  • TONアクセラレーターはBybitと提携し、TONエコシステム内のWeb3開発者およびプロジェクトを対象とした画期的な取り組みである「クロスチェーンシナジーコホート」を開始。
  • このコラボレーションでは、以下のサポートを提供する。

    • マーケティング支援
    • オンボーディングリソース
    • 大手取引所の一つであるBybitを通じた流動性へのアクセス

  • シナジー・コホートは、TONとEVMのエコシステムを結びつけ、9億5000万人以上のTelegramユーザーと900億ドルのクロスチェーン流動性へのアクセスを可能にすることで、イノベーションを推進するユニークな機会となる。

MENA地域でTONエコシステムが拡大

  • TON DLT財団は、革新的なアブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)のDLT財団の枠組みの下で登録された。
  • この枠組みは、TONの活況を呈するエコシステムのような分散型組織に法的支援を提供する。
  • TON DLT財団は、中東および北アフリカ(MENA)地域とアジア太平洋(APAC)地域におけるネットワークの存在感拡大に戦略的に重点を置き、TONブロックチェーンの採用に貢献することを目指す。

TONエコシステム最新情報

  • AcurastとCrouton Financeが提携。この提携により、Crouton Financeは、Acurastの分散型クラウドを活用し、グローバルコミュニティから提供されるデバイスによって安全でリアルタイムなデータフィードを受け取ることが可能となる。
  • Tonhubは、Tonhub Visaカードの限度額を月々50,000ユーロに引き上げた。Tonhubを使えば、カードで直接経費を賄ったり、TONやUSDTでの支払いに対応したり、EURに送金することが簡単にできる。
  • MMProグループのBumpは、1,000万人以上のユーザーを持つ初心者向けのDeFiプラットフォーム。ゲーム要素やNFTベースの収益化を取り入れ、Web2とWeb3の橋渡しを目指している。2024年第4四半期には、APYモデルを備えた流動性ロックや、Bump TicketsとMemepadのローンチが予定されている。
  • スチームパンクの世界を舞台にしたPlay-to-Earnゲーム「Empire’s Battle」は、Notcoinのステータス(ブロンズ、ゴールド、プラチナ)を持つユーザー向けに、即時のゲーム内通貨ボーナスやストアでの割引などの特典を提供。Notcoinアプリ経由でゲームを起動することで、これらの特典を受け取ることができる。
  • TelegramミニアプリのAnycraftでは、ユーザーが独自の要素を組み合わせて新しいアイテムを作成し、他の誰も作成していない要素を発見することでコインを獲得できる。NFTミント開始から10日間で、500以上のユニークなNFTがユーザーによって作成された。

Xircusで2分でTelegram Mini Appをローンチ

  • Xircusは、TONブロックチェーンを使用して、ノンコードでシームレスなTelegram Mini Appsの立ち上げオプションを提供する。
  • Xircusは、Telegram Mini Apps、TONウェブアプリ、TelegramボットなどのWeb3アプリケーションを、複雑な基礎知識なしに展開できるツールを提供する。
  • ウォレット統合、スマートコントラクトの展開、暗号通貨決済の受け入れなど、ローコード開発のための完全なWeb3開発スタックを提供することで、Web3アプリケーションの展開をより身近なものにする。
  • これにより、より簡易的にミニアプリの開発が可能となる。

TON PUMP – HOTウォレットから新しいMemecoinのローンチパッドが登場

  • TON PUMPは、HOTウォレットエコシステム内で、memecoinクリエイターがプロジェクトを簡単に立ち上げ、配布、拡大できるように設計されたツール。
  • 主な機能は以下の通り。

    • クリエイターはCabalでコミュニティを登録可能
    • DropLinksでトークンを配布
    • チャットでBuyBotを使って認知度を向上
    • Solana、EVMネットワーク、NEARからTONへ資産を手数料なしでブリッジ可能

Hipo、100万ドルの報酬プログラムを開始

  • 12月10日、Hipoはコミュニティ向けに100万ドルの報酬プールを用意したTON最大の報酬キャンペーンを開始。
  • 参加方法は、以下のプールに流動性を提供すること。

    • hTON/TON、
    • HPO/hTON、
    • HPO/TON

  • Hipoは最近、100万TON TVLの達成に貢献した初期のステーカーに20,023,370 HPO(約60万ドル)をエアドロップした。

CryptoをTonkeeper Batteryで簡素化

  • Tonkeeper Batteryの導入により、ガス代としてTONを購入することなくトークンを管理できるようになった。
  • クレジットカード、TON、USDT、NOT、またはステーブルコインを使用してバッテリーチャージを購入し、取引手数料の支払いに使用する。
  • トークンの転送、スワップ、NFTの送信などで、Tonkeeper Batteryが自動的に手数料を処理し、取引所にアクセスする必要はない。
  • バッテリーチャージはタップするだけで完了し、トークンの送信や受信が簡単にできる。ただし、より複雑な取引にはより多くのチャージが必要になる場合がある。

    • NFTの転送には4回以上のチャージが必要。
    • トークンの転送には10回以上のチャージが必要。
    • スワップには50回以上のチャージが必要。

Storm Trade x TON Foundation:100,000 TONインセンティブプログラムを発表

  • TONブロックチェーン上に構築された分散型取引プラットフォームであるStorm Tradeは、100,000 TONの報酬プールを備えたインセンティブプログラムを発表。
  • 新規ユーザーは最初の取引でTONトークンを獲得でき、チュートリアルやクイズを完了することで報酬を増やすことができる。
  • 報酬の獲得方法は以下の通り。
  • 新規のトレーダー:Storm Tradeで初めての取引を行った新規ユーザーには、報酬としてTONトークンが与えられる。 ユーザーはチュートリアルやクイズを完了することでボーナスポイントを獲得し、STORMトークンと交換することが可能。
  • 取引量の多いユーザー:Storm Tradeは取引量に応じた手数料リベートを提供し、より大きな取引や長期ポジションにはより大きな報酬を提供する。 さらに、毎週と毎月のリーダーボード大会では、トークンなどの賞品やVIPサポートなどの限定特典を提供する。
  • 紹介報酬:Storm Tradeの紹介プログラムでは、紹介者によって発生した手数料の一部を受け取ることが可能。 特定の基準を達成すると、NFTや紹介料の増加などの特別報酬がアンロックされる。

The Open League New Year Editionがまもなく終了

  • 12月17日に150万ドルのエアドロップが開始される。
  • これまでの参加状況は以下の通り。

    • 499,000の参加バッジが発行された。
    • 新規TVLが550万ドル、総取引高が11億5000万ドルに到達
    • Swap.coffee、Blum、Rainbow.agが取引高でトップ
    • Delea、Aqua Protocol、ToncoがTVLでトップ

Grablyのクローズドベータ版が公開

  • Grablyクローズドベータ版に参加して、AIの構築に貢献することで、データ提供に対する報酬を受け取ることが可能。
  • 最初の2,000人の登録者は、ミニアプリと有料タスクへの独占アクセス権を得られる。その中から、パフォーマンスに基づいて200人のグラバーが選ばれ、トップ貢献者には最大の報酬が与えられる。
  • 最初の2,000人の登録後、ベータ版へのアクセスは一時停止され、それ以外の方は今後の段階に参加できる機会のあるウェイティングリストに登録される。

これまでのTelegramのモデレーターの成果を公開

引用:https://telegram.org/moderation

  • Telegramの安全性を維持する取り組みをHPに掲載し、公開することによって、Telegramがセキュリティに関して、取り組んでいる内容をアピール。
  • 該当ページはこちら

TON Ecosystem main news

TONエコシステムの主要アプリの最新アップデートやTONに関する外部メディアによるニュースや考察を紹介します。

TapSwap、トークンのローンチとエアドロップを2025年1月に予定

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